| 今回はこういう絵を描くことに決めました。もうすぐ春と言うことで、好きな桜を。 スキャナで取り込む―線画レイヤーを作る スキャナでは大体300dpiくらいの解像度で取り込みます。イラストモードってのがあるのでそれで。 線画を取り込んだら、早速フォトショ起動。レイヤーウィンドウを表示して、背景レイヤーダブルクリック。 これで通常レイヤー扱いに。その下に新規レイヤーを作成して、「Ctrl＋Delete」で白背景作成。  とりあえず現時点での線画はこんな感じです。粗い（汗 ここから線画のみを抽出するわけですが、難しい操作はよく分からないのでフィルタ使います。 Eliminate Whiteっていうやつです。こちらで無料配布されてます。すごい便利ですよ。 けどこれ使うとかなり線画が薄くなるので、俺は「画質調整→明るさ・コントラスト」の明るさを-100に、コントラストを100に設定して濃さを戻してます。 でもちゃんと配布元で線画の濃さ調整する方法載ってるので、そっちに倣った方が賢明です（汗  で線画を抽出できたら、不透明度↑を１２〜２０％くらいに設定して準備完了です。 下地を塗る 線画レイヤーの下に新規レイヤーを作成して、各パーツに分けて下地を作ります。 まずは肌から。  このやり方でレイヤーを追加しまくって、こんな感じに↓   レイヤーが無駄に多いのは自覚（汗） ときどき線画を非表示にしてシルエットが整っているか確認をします。 とりあえず下地完成。この時点では色は適当です。 彩色 レイヤーウィンドウの縮小表示されてる画像を右クリック→レイヤーの不透明部分を選択。 ↓の点線がうざったいので「ビュー→選択範囲の境界線」のチェックを外します。  （不透明部分の選択より「ロック」にチェックを入れたほうがぼかしにも保護が入るのでいいそうです ／俺は知らなかったからこのやり方で塗っていただけです orz） であとはレイヤーを重ねてエアブラシと消しゴム酷使でガリガリガリーと塗っていきます。 エアブラシの設定は↓の通り、消しゴムも同様の設定をします。     特別技法もなにもなく塗り塗り。髪の毛は一枚のレイヤーにエアブラシのみで塗ってます。 ちなみに気に入った色にならず髪の毛を何度も塗りなおしました（汗）。結局赤茶系統に落ち着く。 肌色と白色でははっきりしないので、首と襟の間に細いブラシで境界線を入れました。 上の画像では分かりませんが、右手にもブラシで線画を描き込んでおいてあります。 で最後に微調整↓  顔の輪郭に顔レイヤーの下から境界線を入れて、髪レイヤーの上から輪郭線を明るい色でぼかし。 髪に細い光の線を入れて、とりあえず完成です。この作業が一番好き（笑 ちなみに髪の毛の色が白や黄、赤などの弱い色である場合は、髪の毛の境界線を別に描き込みます。  人物が出来ました。この時点で最初に取り込んだ線画は放棄します。 背景を描く―線画 桜の木一本をまるまる描きたいので、キャンバスサイズを広げます。 一気に大きくしてあとでいらない部分を削りたいですが、重くてそうもいかないので様子見つつ。 サイズ５pxほどの細いブラシで大雑把にイメージを描きます。  ・・・・・・線画完成（汗 これが限界です orz 彩色 人物と違って最初に全体的な色合いを決めます。  とりあえずこんな感じ。ここから徐々に細かくしていきます。  ↑こんな感じに設定したブラシで適度に角度とか変えながらとんとんとんとん・・・と叩いてく（謎  拡大するとまったく桜には見えませんね（汗）。けどどうせ縮小するのでこれでいいんです（殴 ここまでツールはブラシ一本で頑張ってます。  画像のサイズが統一でなくてすいませぬ。ここはレイヤーを多用してます。 木の幹の後に紫色で背景を塗っておいて、上からエアブラシと消しゴムを駆使して花びらを重ねます。 徐々に明るい色を重ねてくだけで奥行きが出る、らしいです これは受け売り（笑 花びらは描いて削って描いて削ってのただ面倒なだけの忍耐力勝負な作業。これは流石に苦痛（汗  そんなこんなで桜完成です。描き方もなにもないような気がするのは俺だけでしょうか（汗 もっとツールとか使いこなせてたらマシに描けたかもしれないし技法とかもあったのかな・・・  ・・・・・・背景完成（殴 特記するようなことがないー（汗 木の幹はよしづきさんのギャラリー絵を参考にエアブラシ一本でただただ苦戦してました。 レイヤーは三枚ほど重ねましたが後で考えると非常に無意味です。 芝もエアブラシで塗り塗りしました。ラピュタみたいな感じになってる浮遊岩（？）も同様。 ・・・なんだかフォトショが可哀想になってきましたが orz 結局こんなものです、これからはプロ用のフォトショも使って色んなツール使えるよう頑張ります。 というわけでこんな講座とも製作法公開とも言えぬ様なものに付き合ってくれてどうもです。 少しでも見てくださった方のお役に立てていたら嬉しいです。 |
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-上記は２００４年３月３１日に掲載されたものです Ｉｎｄｅｘページへ |
